微生物・感染症講座 / 2016年03月号 Vol.132

ジカウイルス感染症

「国際的に懸念される保健衛生上の緊急事態」を考える はじめに  旧正月を目前に控えた2月の初め、「ジカ熱」と呼ばれる感染症に対して、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される保健衛生上の緊急事態」宣言をしました。日本で

執筆者:内藤 博敬


微生物・感染症講座 / 2016年01月号 Vol.131

伝染性紅斑

リンゴ病はウイルス性疾患!? はじめに  2015年の感染症動向を振り返ってみると、ここ数年増加の一途をたどっているRSウイルスに加え、伝染性紅斑、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が例年と比べて流行しました。また、流行性角結膜

執筆者:内藤 博敬


微生物・感染症講座 / 2015年11月号 Vol.130

顧みられない熱帯病

イベルメクチン発見の功績 はじめに  今年のノーベル生理学賞は、微生物が作る高機能性化合物を多数発見して医薬品の開発につなげられた、北里大学名誉教授の大村智先生らが受賞されました。特に、放線菌の一種が作るエバーメクチンを

執筆者:内藤 博敬


微生物・感染症講座 / 2015年09月号 Vol.129

ボツリヌス

食中毒菌を治療に活かす はじめに  いつまでも若々しく健康でありたいと思いますよね。生物には寿命があり、人間も年齢を重ねるごとに肉体が衰えて行きます。近年、この肉体の機能的な衰え(老化)や、その原因を抑制するような治療法

執筆者:内藤 博敬


微生物・感染症講座 / 2015年07月号 Vol.128

水道水を狙う病原微生物達

絶対安全・ゼロリスクは幻想でしかない はじめに  今年の6月初め、レジオネラ菌による集団感染によって、70代の男性が肺炎で亡くなるという事件が報じられました。感染した方は、4月下旬〜5月下旬にかけて同じ公衆浴場を利用して

執筆者:内藤 博敬


微生物・感染症講座 / 2015年05月号 Vol.127

端午の節句と感染症

マラリアを打ち負かした鍾馗様 はじめに  現代では五月五日は「こどもの日」として祝われますが、もともとは五節句の一つである「端午の節句」にあたります。鯉のぼりを立て、鎧兜を飾って男の子の前途を祝う現代の形式になったのは、

執筆者:内藤 博敬


微生物・感染症講座 / 2015年03月号 Vol.126

アカントアメーバ

コンタクトレンズの普及と共に増えている角膜炎 はじめに  年度があらたまる春。気持ちも新たに、オシャレに磨きが掛かる季節ですね。進学や就職を機に、コンタクトレンズ・デビューされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。視力

執筆者:内藤 博敬


微生物・感染症講座 / 2015年01月号 Vol.125

餅とカビ

先人に学ぶ微生物との付き合い方 はじめに  日本の正月食といえば、御節料理とお雑煮ですね。歳神様(穀物神)を迎え、神聖な”火“の使用をできるだけ控える風習から、食品を干したり味付けを濃くして日持ちさせたのが御節料理の始ま

執筆者:内藤 博敬


微生物・感染症講座 / 2014年11月号 Vol.124

結核

再燃する呼吸器感染症 はじめに  呼吸器感染症の多くは、気温が下がり空気の乾燥する冬季に流行します。しかし、流行に季節性がみられず、日本だけでなく世界中で感染拡大し続け、人々を恐怖させている呼吸器感染症があります。そう、

執筆者:内藤 博敬


微生物・感染症講座 / 2014年09月号 Vol.123

コレラ

今なお世界的に流行するコレラ はじめに  数多ある感染症の中でも、知名度の高さで五本の指に入る『コレラ』は、コレラ菌の経口感染が原因で起こります。現代の日本では、海外から海産物などを介して輸入される感染症として意識されて

執筆者:内藤 博敬


微生物・感染症講座 / 2014年07月号 Vol.122

デング熱の脅威

日本国内での流行は起こるのか!? はじめに  今年の初めに一件のショッキングなニュースが飛び込んできました。昨年の夏に観光で日本を訪れたドイツ人女性が、帰国後に「デング熱」を発症したとのニュースを覚えていらっしゃるでしょ

執筆者:内藤 博敬


微生物・感染症講座 / 2014年05月号 Vol.121

再興する性感染症

若年層で増加する梅毒 はじめに  年度が明けて間もなく、平成25年の梅毒患者数が前年から1.4倍増加し、1226名に達した事が国立感染症研究所から報告されました(参考)。現在の統計法が用いられるようになった平成12年以降

執筆者:内藤 博敬


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