町医者日記 / 2016年03月号 Vol.132

(第21回)沖縄より ~『巡り合い』 ~

音楽という新しい世界に出会う 妻との巡り合い  妻・厚子と巡り合ったのは札幌だった。,76年8月、ハワイ大学の臨床研修を修了して沖縄県立中部病院の外科にいた私は、救急医療の研修で札幌に出張した。約1カ月間、大通り公園に面

執筆者:天願 勇


町医者日記 / 2016年01月号 Vol.131

(第20回)沖縄より 〜『ピンピン・パタイ!』 〜

“妻への贈り物” やっと実現した妻の夢  当院の敷地にサービス付き高齢者住宅『ハピネスさんだん花』が完成した。4階のベランダからは青い空と東シナ海に沈む夕日が一望できる。日が暮れて空を見上げると、夜空に煌めく星や月も見え

執筆者:天願 勇


町医者日記 / 2015年11月号 Vol.130

(第19回)沖縄より 〜よみがえる思い出 〜

根性を曲げず生き抜いたTさんの生き様 “女将” が取り持つ縁  琉球料理店の女将、山本彩香さんの店に入ると、陶器に盛り付けられた独特のメニューが出てくる。宮廷料理もあるが、家庭料理や祝いごとで出さ

執筆者:天願 勇


町医者日記 / 2015年09月号 Vol.129

(第18回)沖縄より 〜「鋭い眼差し」は作家の本領 〜

小さな出来事、かすかな感情の揺れも逃さない 一瞬たりとも見逃さず鋭い表現で仕上げた原稿  冬場の沖縄で療養を始めたTさんは通院が日課になった。健康維持のためクリニックで整体・アロマテラピーを受け、水中ウオーキングも始めた

執筆者:天願 勇


町医者日記 / 2015年07月号 Vol.128

(第17回)沖縄より 〜 魅力的な命の処理 〜

自らの足で歴史を拾い集めるTさんの姿勢 『ニライカナイ』は命の楽園  11年前の冬、近くのリゾートホテルに往診を頼まれた。宿泊中のOTさん(74歳・男性)が風邪症状を訴えたので薬を処方した。その翌日、クリニックを訪れてき

執筆者:天願 勇


町医者日記 / 2015年05月号 Vol.127

(第16回)沖縄より 〜 我が人生に悔いなし 〜

交通安全を見守る『ソニー坊や』の誕生 病室に流れる「シルクロード」を聴きながら……  「緑深き樹々 大調和煌く 生を見つつ 死を見つつ 天地一切の人・物に感謝す我が人生に悔いなし ありがとうございます」。Tさんが他界する

執筆者:天願 勇


町医者日記 / 2015年03月号 Vol.126

(第15回)沖縄より 〜 「繋がり」の大切さを知る 〜

最期の瞬間に『良い人生だった』と満足できる!? 毛利衛氏の講演を聴いて  私の手元に一枚の写真がある。宇宙飛行士・毛利衛さんが南西諸島海域の海底を13年前に調査していた頃、那覇市内で懇談した時に撮った写真だ。「宇宙に飛び

執筆者:天願 勇


町医者日記 / 2015年01月号 Vol.125

(第14回)沖縄より 〜 生活習慣を整える 〜

「い、ろ、は、に、す、めし」は介護の基本 在宅医療は一人一人の物語  訪問診療の患者が増えている。在宅診療は、一人で通院できない方が対象で、中には重い障害を持った方、自分で意思表示できない方、病院に通えない難病の患者さん

執筆者:天願 勇


町医者日記 / 2014年11月号 Vol.124

(第13回)沖縄より 〜 T翁の物語 ② 〜

幸福は感染する 三途の川からの生還  沖縄では『カジマヤー』という長寿の祝いがある。97歳になると人はみな童心に戻り、カジマヤー(風車)を持って遊ぶ!と言われ、本人に風車を持たせてパレードし近隣、朋友が「あやかれたら!」

執筆者:天願 勇


町医者日記 / 2014年09月号 Vol.123

(第12回)沖縄より 〜 T翁の物語 〜

この身を大事に、悩める人たちへの奉仕を!? 96歳の現役の開業医  T先生は96歳になる現役の開業医である。毎週、昼食を共にしてたわいのない会話を交わす。颯爽と歩く姿は、威あって猛からず、笑顔が爽やかな紳士である。エレベ

執筆者:天願 勇


町医者日記 / 2014年07月号 Vol.122

(第11回)沖縄より 〜 さよならのカルテから・その10 〜

3名の同志達 がんセンターの尖兵としての目標 二つの選択肢  二人に一人はがんになり、三人に一人はがんで死ぬ。がんは現代日本社会でとても身近な病気です。私は11歳の時、29歳の母を乳がんで亡くしたことで医者になり、43年

執筆者:天願 勇


町医者日記 / 2014年05月号 Vol.121

(第10回)沖縄より 〜 さよならのカルテから・その9 〜

高齢女性(オバー)の役目 ニライ・カナイという海の彼方に楽土があるという言い伝え 『お迎え現象』は冥途への希望の光となる  自宅で看取ったIさんからお礼のはがきが届いた。「皆様と同じ時を過ごせたことを本当に嬉しく思います

執筆者:天願 勇


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