チームとサポーターのために踊る奉仕の精神

隔月刊ドクターズプラザ編集部

高い技術と人間性が求められるチアリーディング「コンサドールズ」のメンバーを指導・育成

金子桂子

金子桂子氏(「コンサドールズ」プロデューサー、スタジオNEO 主宰)

北海道札幌市出身。20代からチアリーディングの指導にあたり、1996年には日本サッカー史上初となるオフィシャルダンスドリルチーム「コンサドールズ」を設立する。また、ミスダンスドリルの世界大会の国際ジャッジなども務める。

 北海道札幌市に本拠を置くJリーグのプロサッカークラブ、コンサドーレ札幌を応援する、日本サッカー史上初のオフィシャルダンスチームとして1997年に結成された「コンサドールズ」。現在は100人近いメンバーを擁するチームの創設者であり、プロデューサーを務めているのが金子桂子氏だ。20代のころからチアリーディングの指導にあたり、現在はダンススタジオ「スタジオNEO」の代表も務める金子氏に、チアリーディングの魅力と、メンバーおよびご自身の健康管理について伺った。

多くの女の子にとって憧れの存在。本場アメリカのチアに魅せられる

― チアリーディングとの出会いについて教えてください。
金子 私は子どものころからバトントワリングをやっていて、大人になったら指導者になりたいと考えていました。実際、地元・北海道にある東海大学のキャンパスで事務職員として働きだした20歳の頃には、仕事の傍らボランティアで子どもたちにバトントワリングを教えていました。
 ある時、そうした日頃の活動が認められて、北海道庁からスポーツ指導のための海外研修のお話をいただきました。研修期間が半年だったので職場を辞め、指導のプロになるために単身渡米。そこで、本格的なチアリーディングの世界と出会ったのです。

― 本格的なチアリーディングとは。
金子 アメリカではバスケットボールや野球、アメリカンフットボールなど、プロスポーツがビジネスとして確立されていますが、チアリーディングもその一つで、プロのチアリーダーとして活動している人がたくさんいます。アメリカの小さい女の子にとってはまさに憧れの存在。プロを目指すためのワークショップが数多く存在し、夏休みの期間中に全米各所でキャンプを行っているのですが、そこではNBAロサンゼルス・レイカーズのチアリーディングチームで、超名門と言われるレイカーガールズの現役チアリーダーらがコーチを務めていたりするわけです。
 私も、最初に渡米した時に、そうしたワークショップに参加しました。そこでは高校、大学、そしてプロのチアリーダーが、2000人くらい集まって、1週間くらい泊まり込みでキャンプをしていました。  ─そこで、チアリーディングに魅せられたわけですね。
金子 名門に所属するプロのチアリーダーは、チアの技術が優れているだけではありません。容姿端麗、頭脳明晰、そして品行方正というように、トータルで高い人間性が求められる。だからこそ女の子たちの憧れの存在となっているのです。実際には、プロというだけで食べていけるわけではありません。でも、チアリーディングをしていたという経歴は、彼女たちの人間性を保証するような一種のステイタスとなっている。そんなプロのチアリーダーの姿を見て、こういうことを北海道でやってみたいなと考えました。
 その後、毎年のように渡米してチアリーディングについて学び、1987年には私が代表となってチアダンススタジオ「スタジオNEO」を設立。その所属生でダンスチーム「NEOロケッツ」を結成し、国内外のさまざまなチア競技大会に出場するようになりました。大きな大会で優勝したときには地元の新聞などにも取り上げられるなど徐々に脚光を浴び、私自身もチアの指導に大きな喜びを感じるようになりました。


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