(第24回)日清オイリオグループ株式会社

隔月刊ドクターズプラザ編集部

食を通じて消費者の健康を支える

「トロミアップ」「日清MCTオイル」など、高齢者医療・介護の現場で活躍する製品群
森川 聡氏
森川 聡氏
健医食営業部長
長門石 亮氏
長門石 亮氏
食品事業本部
商品戦略部
健医食グループ リーダー

 「日清サラダ油」「日清キャノーラ油」など馴染み深い商品とともに、私たち一般消費者の生活に深く溶け込んでいる日清オイリオグループ。長い歴史を持つこの企業では、1991年から日本国内でいち早く高齢者・介護食品の分野に進出し、嚥下を補助する「トロミアップ」シリーズなどを開発。高齢者・介護食品業界ではロングセラーとなっているこれらの製品を通して、日本の高齢化社会を支えている。

 

植物がもつ3つのチカラを最大限に引き出す食品たち

―社名の由来は。
森川 弊社は1907年に「日清豆粕製造株式会社」として創業したのですが、当時、清国(今の中国)の大連に工場があったことから日本の「日」と「清」を合わせて命名したようです。その後、1918年に社名を「日清製油株式会社」に改めた後、2002年のリノール油脂、ニッコー製油との3社経営統合を経て、2004年、現在の「日清オイリオグループ㈱」となりました。とはいえ、すでに「日清サラダ油」をはじめとする数々のヒット商品を生み出し、ナイフとフォークをデザイン化したロゴマークとともに旧社名が広く認知されていたこともあり、新社名の決定には紆余曲折があったようです。

―現在の事業内容は。
森川 弊社では“植物のチカラ®”をコーポレートステートメントに掲げています。弊社は、植物がもつ3つのチカラ、すなわち「おいしくするチカラ」「健康にするチカラ」「美しくするチカラ」を最高の技術によって引き出し、世の中にお届けしてきました。この“植物のチカラ®”を、人の歓びに、人の元気に、人の潤いに、変えていくこと。それが私たち日清オイリオグループの決意であり、このステートメントに基づいた事業展開を実践しています。
 その中で最も広く認知されているのが「油脂・油糧事業」です。消費者の皆様にお馴染みの「日清キャノーラ油」、特定保健用食品の「ヘルシーリセッタ」、「ボスコシリーズ」、「日清ヘルシーごま香油」などの家庭用食用油のほか、業務用や加工用の食用油、飼料用のミール(油粕)などを事業展開しています。また「加工油脂事業」では、マーガリン、ショートニング、チョコレート用油脂などを開発。「ファインケミカル事業」では化粧品原料や工業用の潤滑油などの機能性素材の開発と販売を行っています。
 そしてもう一つ、高齢者・介護食品や治療関連食品、生活習慣病対応食品などを取り扱う「ヘルシーフーズ事業」があります。


1page | 2page | 3page | next >>